こんにちは、趣味は泥酔、黒猫ゾゾです。

昔々その昔、ゾゾは海外に住んでみようと思い立ち、1ヶ月ほどアパートを借りて、それはそれは寒い2月のカナダに一人で行ったのです。
着いて数日で現地の日本人の友達ができ、その友達の主催するパーティーに呼んでもらいました。
「よし、もっといっぱい友達作るぜ！」とばかりに意気込んでいると、なんとパッキン美女がこちらを見て微笑んでいるではありませんか！
こ、これは！
当然ゾゾは「にゃ～。」としっぽを振りながらパッキン美女に近づいて行きました。
パーティーが終わるころにはゾゾはパッキン美女の電話番号を手に、次に会う約束もゲットして、もうゾゾのしっぽはテンポMAXのメトロノーム状態になっていたわけです。

そしてその数日後、ゾゾはパッキン美女と約束を取りつけ、待ち合わせ場所に向かいます。
真冬のカナダで待ち合わせ時間は夜中の12時、待ち合わせ場所はとある交差点。
バスで待ち合わせ場所に向かい、「にゃ～。」とひと鳴きした後、交差点に立ちます。

5分が経過しました。まだ現れません。お化粧でもして遅れてるのかなo(^o^)o

10分が経過しました。まだ現れません。家に財布忘れちゃって取りに帰っているのかなo(^o^)o

20分が経過しました。まだ現れません。待ち合わせ場所間違えてるのに気付いてないのかなo(^o^)o

30分が経過しました。まだ現れません。カナダドルが上がったから売りに戻ってるのかなo(^o^)o

い、いや、そんなわけあるかよΣ(￣ロ￣lll)！
てかおかしいだろ、いい加減気付けよkitty！
そもそも、なんで夜中の12時待ち合わせやねん！
そもそも、なんでこんな治安悪い交差点で待ち合わせやねん！
周り見ても怪しいクスリの売人っぽい人しかいねぇじゃん！

ということで、携帯電話は持っていなかったので、公衆電話から電話。
しかしパッキン美女、全然でんわにでんわ(￣Д￣;)

途中にガムを買って小銭を作りつつしつこく電話すると、ついに15回目くらいで電話が繋がる。
そこから聞こえてきたのはパッキン美女の声ではなく、「何度もしつけぇんだよ、おめぇ誰だよ？」というイカツイ男の声。
「い、いや、貴方も誰ですか？」とゾゾ。
「あぁん！？だからオマエが誰だって聞いてんだろ！！」と電話先の男。
…。

察するに、どうやらパッキン美女はダブルブッキングしてしまったらしく、着信を無視してたら、自称パッキン美女の彼氏が怪しく思い、電話を取ったっぽいのです。
「もう切るからな！」と電話を切られ、すごすごと帰ろうとすると、何かを売りたそうな売人たちが公衆電話の周りを取り囲んでいました。
帰りのタクシー代しか残っていない、ゾゾの周りを。
そして、2月のカナダの、終バスも終わった真夜中の治安の悪い交差点で、ゾゾはこうつぶやきました。
「にゃ～。」
と。

ということで今日のお題です。
「あなたの武勇伝、聞かせてください！」

ゾゾに負けない武勇伝をお待ちしています！（←オマエのは武勇伝じゃねぇだろ！という突っ込みはなしで）

それでは、どしどしトラックバック、お待ちしております！

ゾゾ

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